2012年12月23日日曜日

The Pogues - Fairytale of New York



 










「ニューヨークの夢」

ちょうどクリスマス・イブの日だったな
呑み過ぎてパクられて、留置所で相部屋になったオヤジからは「今年最後のヤツだな」とか、からかわれて
そのオヤジが「THE RARE OLD MOUNTAIN DEW」なんて歌を唄い出したもんだから、つい目を背けたよ
そしたら、いつしか眠くなって夢にお前が出てきたんだ

…あん時はツイてたなぁ
 18倍の配当!今年はキテるよ。ノッてけるよ
 ハッピークリスマス!愛してるよ
 これから俺たち夢が全部叶って、ステキな時を過ごせるぜ!
…なんてな

「それって部屋?てくらいの大きな車が走って
 ライトアップされた街並みは金色に染められて
 でも、冷たい風はキミを直撃
 年寄りの居場所なんて、もう無いのかもしれないね
 あの日のクリスマスも凄い寒かったけど
 キミは私の手を初めて握ってくれたんだったっけ
 言ってくれたよね?
 私はブロードウェイのスターに絶対なれる、て
 その時のキミ、ホントにカッコよかったよ」

「お前だって可愛かったさ!
 ニューヨークの女王、てマジで思ってたんだ」

バンドの演奏が終わってもアンコールが止まらなくって、
シナトラが唄えば、酔っ払ったみんなも一緒に大合唱
街角でキスをして、そのまま朝まで踊り明かした…
ニューヨーク警察合唱隊が歌い上げる「Galway Bay」
そして、教会の鐘の音
クリスマス・デイ!

「クズ!ウソつき!」
「薬漬けババア!点滴打されてないと生きてけねえクセに
 この足手まとい!」
「ウジ虫野郎!薄汚いんだよ!
 …ハッピークリスマス?勘弁してよ
 もう、やめにしようよ…」

ニューヨーク警察合唱隊が歌い上げる「Galway Bay」
そして、教会の鐘の音
クリスマス・デイ!

「こんなハズじゃなかったのになぁ…」
「私だってそうだよ!
 …私はさ、初めて逢ったときに夢から何から
 全部キミに持ってかれちゃったんだよ…
 分かってるの?」
「分かってるよ。いまでも、しっかり持ってるさ
 お前の夢と、俺の夢
 1人じゃ何も出来ないから一緒に、て
 そして、その夢でお前を包んでやる、て」

ニューヨーク警察合唱隊が歌い上げる「Galway Bay」
そして、教会の鐘の音
クリスマス・デイ!

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